2012年8月17日金曜日

地域資源活用の考え方~実践型地域雇用創造事業支援に向けて~

7月より、厚生労働省管轄の実践型地域雇用創造事業が各地域でスタートしております。
私も微力ながらいくつかの協議会様からセミナー講師やアドバイザーとしての招聘を頂く機会が増えてまいりました。

主なテーマは、いかに地域の資源(リソース)を活用し、商品化につなげるか?というもの。
セミナーではワークショップ形式で、雇用主や求職者の方と一緒に地域の魅力は何か?あるいは使えそうな資源(リソース)はないかと知恵を出し合っています。

地域資源(リソース)の活用について、肝となるのはいかに視野を広く、視界を深くして、地域の魅力を捉えることが出来るかにかかっていると思います。
地域資源(リソース)というと、温泉がある、新鮮な食材が豊富、観光施設があるなどと、観光資源やモノに偏る傾向が強いですが、これだけに視野視界が限定されてしまうと危険です。「うちには温泉が出ない。」「海がない。山がない。」「レジャースポットがない。」と「ないものねだり」となってしまいがちです。

一般的に資源(リソース)はヒト、モノ、カネ、情報と言われますが、これ以外にも、ブランド、競合、パートナーなど多くの資源が存在します。特に最近では、周辺地域といかに連携を組むか?が大きなテーマとなっており、地域活性で成功されている自治体は皆、広域連携をうまく推進されています。

「あれがない」から「これは使える」という発想転換が求められるのです。
ワークショップではそのような、地域に埋没していて、誰もが気づかなかった魅力ある資源(リソース)が数多く発見されています。
私もいろんな地域に行って、まだ見ぬ資源(リソース)との遭遇に胸を躍らせています。

オフィスたはら 代表取締役 田原 洋樹